株価が上がるということ

投資を始める前は、株価になんて興味がなかった。

自分には、それほど余剰資金もないし、減る可能性も許容できないし…

競馬や宝くじやパチンコはやるのに…笑

積立でインデックス投資を始めてから、関心を持つようになり、実物も買うようになり、為替も少しは理解できるようになった。

若い頃にバンドを始めた時と、似たような感覚だ。

ギターしかわからないけど、練習で音を合わせているうちに、リズムのことや和音の効果、音作り、アンプの操作、作詞作曲、ステージングが理解できるようになった。

始めてみれば自ずと視界が広がり、吸収しようとする心持ちになるものですね。

色々、やってみようー!

リターンの日

時間、お金、気力、労力、言葉

 

かけてもかけても、なかなか思うようなリターンを得ることができないものだ。

ふりかけは、少しでも白飯に乗せてしまえば充分なものだけど、

尽力した物事のリターンはなかなかそうはいかない。

 

ましてや、頑張らなかったら、手抜きをしていたら、サボって怠っていたら。

リターンどころか、身や私財を削るような日々になってしまうようだ。

 

つい先日、知人の人生が困窮して壊れかけた。

生活に労働や努力、結果や報酬がなくなり、快楽や堕落、応報や貸し借りが充満したようだ。

混乱と狂乱、腐食、腐敗、散乱、自暴、忘却、混沌、虚言、暴言、嫉妬、そして慢性的な嘘。

毎夜毎夜、これらを引き連れた百鬼夜行に興じていたようだ。意味はない。

借りた金で酒を飲む、歌う、食う、遊ぶ、打つ、吸う、話す、かぶく、嘯く。

 

親からの緊急支援も、疾風迅雷。

友人の心配は、諸行無常

行いは最後まで正されず、考えは最初から停止している。

どうやら精神も難しいことになっているようだ。

 

どれだけ話をさせてもらっても、程度の悪い嘘と狭い視野角、歌舞伎状態が邪魔をして進行しない。知らぬ存ぜぬから、何でも知っていて、何でもできるかのような無敵状態への精神変化が恐ろしく早かった。また、無知と経験の少なさは罪に近いと思った。

 

推測だが、これまで尋常ではないほどの繰り返しをしてきている。

脳内で無理やり、絶望を希望に変換する。罪を正義に転嫁する。

困窮からの脱出、老いからの脱却、敗北から勝利、不安から安寧、凶から吉、嘘から誠。

 

君は言う。

けっこう頑張った。そんなに遊んでない。たまにしかやってない。嫌になった。

楽しいことがしたい。挑戦はしたくない。色々勉強してきた。ゆっくり考えたい。

後輩を可愛がっているし、慕われている。飲み方を知っている。必要とされている。

あいつらはわかっていない。準備をしっかりしたい。練習をしたい。聞き上手だから。

 

もしそれらが事実だとして、本当に反省の余地がないとしてだ。

それらの事実に見合ったリターンがもしあったなら、返ってきているのなら

今のその困窮は何なんだろう。

冒頭でも綴ったが、報酬を含むリターンと言うものは、かけた時間や労力に見合う保証はない。

しかし、その経験や知識は当人に残ると思った。

自分に不遇を思いこむことはたまにあるが、嘆かずに対処できた人間には

手に入れるものがある。

 

夢にかぶれて、夢を傘にして現実逃避し、遊び呆けた結果故郷にリターンする君。

回ってきたツケを返せるかは知る由もない。君次第だから。

もしこれからの君が、耳が痛い自分に都合の悪いアドバイスも、持ち前の聞き上手で受け止められて、謙虚になって新しい勤め先の面々からも慕われるようになるのなら。

自分の苦労を他人に堅持せずに、自分の気配りを他人に誇示しないようになるのなら。

 

あの山田うどんにでも行こう。あの日々に帰ろう。

 

始めるということ。終わるということ。

何度も何かを終わりにして、何かを始めたりした。

私だけではなく、ほとんどの人たちがそうだろう。

 

しかし、悪い状況にいる時、自分の行動や習慣や環境に真剣に悩み格闘している時は

原因となる何かを終わらせることも、改善するための何かを始めることも、臆病になってできないことが多い。

 

派遣会社に登録して、その日暮らしをしていた日々。

財布の中も他者への思いやりが多少入るはずだった心もカラカラになり、でもプライドと自己顕示欲だけはいっぱいだった。

自業自得という概念は知っていたが、実感はなかった。

実感という部分は、当事者でいる時にはわからない。わかりようがない。

抜け出せて、少し浮かれて、戻りそうになって、踏みとどまって、ゆっくり振り返れて、

まだ抜け出せていない他人を眺めた時に、そうだったんだと実感できると思う。

 

フリーターから定職につく時、自分の将来がより暗くなるような感覚になったことを覚えている。その日暮らしに心身ボロボロの状況で、固定給を定時されて定職につくことに中々納得できなかった。

新しい仕事内容。人間関係。職場。制服。出張や外出。

全てに戸惑い、苛立ち、疲れて、嫌気もさした。

元々、パソコン操作ができない上に人材派遣の仕事は軽作業という名の単純作業が多く、

他にはサービス業くらいしか経験がなかった自分は、新しい技術系の職場では空っぽに近かった。

今思うと、自己顕示欲やプライドがあったから必死に食らいつきラーニングできたのかもしれないが、人生で何度も味わいたいような経験ではなかった。

しかし、仕事の辛さと相反して生活は大きく好転した。

激しい残業の甲斐もあり、家賃や公共料金が当たり前に支払いできるようになった。

週末に、ドラッグストアで日用品をしっかり補充することができ、計画的に自炊できるようになった。収入の増加も大きな好転材料だったが、いちばん大きいのは生活のルーチンが正されたことだった。

大好きだった、というより習慣的だったギャンブルも回数と消費金額が減った。

少し貯金できるようになり、その喜びと優越感を維持したくて、出費を抑えるようになった。

 

フリーター時代最大の負の遺産、税金の滞納を消却できた時は様々な感情が湧き上がり泣いた。

カラフルに差し押さえを脅してきた封筒達、窓口で明らかに生活困窮者を見下す職員の態度、

出張先で高熱を我慢し朝から朝まで残業して獲得した給料。

暴利な延滞金を含めて過去の自業自得だが、払う時にはその数十万円が名残惜しかった。

10年以上経ったが、あの時の感情は今でもはっきり覚えている。

 

今、何かの自業自得で苦しむ人たちに。

状況を変えるには、それを終わりにして、何かある度に脳裏に過ぎるそれを始めるべきだ。

始めれば今より辛い時期があるかもしれない。つまらないかもしれない。

辛いだけで終わるかもしれない。笑われるかもしれない。謝らないといけないかもしれない。

信じてもらえないかもしれないしい、また疑われるかもしれない。

それでも、踏み出さなければ変わらないし、状況は悪化する。若さもなくなる。

上手く進めたとしても、スタートラインから走れた人たちには追いつけないかもしれない。

人ごとだから、周りは何でも適当に言うかもしれないが、自分で決めて自分で選んで自分で行動してきた結果が今なのだから、辛いだろうけど一度それを受け止めて変化させよう。

上手くいってる人を嘲笑せず、真似をしよう。自分との違いを認めて、尊敬しよう。

その人が大切にしている価値観を尊重して、認知しよう。

称えあえるような努力を、追力を、そして敬愛を持って日々を精進しよう。

 

私も最後の自業自得と戦う。残っているいくつかの悪習と立ち向かう。

勝った人たちは誇らず、奢らず、助言してくれた。

自分も誰かのためになりたい。だから、少しでも関わる人たちを大切にしようと思う。

 

終わっている。桃とドリトス。

昔というほど昔ではないが、私は終わっていると思っていた。

この話を書く理由は日を追って後述するつもりだが、今でもふと過ぎる苦しかった日々がある。

当時の私は三流大学をギリギリ卒業して、今思えば大した理由もなくフリーターになっていた。就職して人生を固定することが下らなく思えて、たいして努力もせずに何かしらのアーティストになろうと思っていた。根拠もなく、確証もなく、能力もなく。

 

大学の卒業をギリギリと書いたが、それは単位だけではなく学費もだった。

アルバイトを掛け持ちして、月12万の収入を目標に働きまくって何とか生活を成り立たせていた。卒業式はスーツが買えないからバイトの先輩に借りた。食料は賄いや、余った食材を持ち帰らせてもらっていた。就職活動など、到底できずその境遇を正当化する為に、就職することが、下らないと思い込んで笑っていた。

 

卒業後フリーターで食うために、パチンコ屋やイベント屋、派遣スタッフなどで働いた。

休みは月に4日程度で、アーティスト活動に休日とわずかな余剰資金を消化した。

しかし、そんな生活も2年ほど経つと状況は変わっていく。

 

バイト先の仲間と麻雀やパチンコ。なけなしの金でコンパ。金がないからシフトはパンパン。

税金の滞納や、家賃の支払いの遅延が始まる。

部屋も心も荒んでいく。食生活が荒くなる。髪をじぶんで切るようになる。服も買わなくなる。

荒廃が進むにつれ、会いたいと思える人が減る。自分を蔑むかもしれない人、家に足をつけて生活している旧友に会いたくない。発する言葉に血が通わなくなる。妥協が当たり前になる。

自分に必要なものがわからなくなる。他人の横着がやたらと癇に障る。

 

救いというには小さいが、そんな状況でも私は食欲と労働意欲は削がれなかった。

そのおかげで、大きなキャッシングなどをせずにすんだ。

タバコはともかく、酒に依存する体質でもなかった。

異性は好きだが、甲斐性は何とかあったつもりだ。

 

ある日、徹夜の麻雀で睡魔を量産して夕方まで眠ってしまった休日に、腹が減って外へ出た。近所の格安スーパーで値引きされたパンや惣菜を探す。

2つ買うと100円になるドリトスを手に取って店内を物色していると、強烈に桃の匂いを感じた。

ふと完熟の桃が並んでいる棚の前で、実家でお母さんが剥いてくれた桃を食べる光景が浮かんだ。

気がつくと頬には大粒の涙があった。

あんまり甘くないとか、切り方がどうだとか、文句を言いながら家族で貪っていた果物を思い出して、声こそ出さないようにできたが溢れる涙を止められなかった。

何やってんだ。オレ、何やってんだ。

格安スーパーでも、当時の私にはその桃は買える値段ではなかった。

終わっている。言葉にすると軽薄なフレーズだが、実感すると重い。

 

現状を後悔しようにも、具体的にどの日を振り返れば良いのかもわからない。

誰も教えてくれないし、助けてもくれない。

声はかけてもらえるかもしれないが、そもそも甘ったれて腐った果実の自分には反映されない。

鼻水をすすり、家に帰る。2つで100円のメロンクリームソーダを飲みながら、2つで100円のドリトスを食べる。1つで100円の価値もないような脳みその、満腹中枢が少し満たされる。

次の日も昨日までと同じ、欲望を自制できずギリギリ自生する日々を送るだけだ。

現状を忘れる術はあっても、変化させる力はない。なかった。できなかった。

何となくギターを手に取り、言葉を添える。

日々の泡という名前をつけた。当時は気に入っていた。

旧友からの電話に出る。何か肝心なことを隠しながら話をして、笑う。

 

この程度の話、たくさんの人が知った感覚だろうし自慢にもならない。

ただ、本人はさ、当事者はさ。

そうなりたくてなったわけではなく、足掻いてはいて、戦ってもいて。

客観すると何もできていなくて、自業自得なのだけどそれはその状況にいないから思えること。

今もこんな状況の人はいるだろうし、もっと辛い人もいるだろう。

私はメッセンジャーの素質はないが、拙い言葉で伝えたい。

脱却するには少しずつではなく、一気に変えた方が良い。

やり切るしかない。変わっても誰も褒めてはくれない。すぐに効果はない。

しばらくは苦しいままだし、とても辛い。

しかし、一気に変えて、辛いと思う1日を30回、60回、120回、365回と重ねていくうちに、いつの間にはやっと普通の状態に戻れる。

戻った時に、戻ったことを実感した時に思う。

当時よりも何倍も強烈に、オレ何やってたんだろう。

 

辛くない日々が普通になる。

給料日を考えなくなる。贅沢にそこまで興味がなくなる。一発逆転に関心がなくなる。

沢山の人を尊敬できる。自分の欠点を受け入れられる。

 

少しずつ変えた人はリバウンドする可能性が高い。

やるなら明日から、一気にをお勧めします。

 

そう書いて、自分も明日から新しい気持ちで頑張ろうと思います。

 

長期出張を終えて思うこと

久しぶりに投稿。

出張を終えて、自宅での生活にやっと血に足つく心地を感じられるようになりました。

息子二人ともたくさん遊べるし、奥さんへ不在期間の罪滅ぼしも少しできてきたかなと。。

※聞かれたら絶対にムッとされるぞ。

 

しかし、出張族の我々はふと思う。

満員電車の中や、寝かしつけが終わった後にチンして食べる晩ご飯の時。

はたまた、テレビで行ったことのある地域が放送されていて、思い出が蘇る時。

 

ああー、どっか行きたいなー。

とか

知らない店でご飯食べたいなー。

とか

ホテルに到着して荷物を出して、部屋を自分色に染めたいなー。

とか

新幹線で、ちょっと良い弁当食べたいなー。

とか

ホテルの安いシャンプーで、髪の毛パサパサにしたいなー。

とか

廊下で夜中に爆笑する酔っぱらいの声で、目を覚まされたいなー。

とか

コインランドリーで洗濯できたはいいけど、乾燥機が空いていなくて、ツムツムしながら待ちたいなー。

とか

M1決勝の日なのに、テレ朝放送していない地域でモヤモヤしたいなー。

とか

シャワーの温度が安定しないお風呂で、ハラハラしながらリンス流したいなー。

とか

使っちゃダメってわかってて、でもコンビニ行くの面倒でホテルの剃刀使って剃り負けしたいなー。

とか

気がついたら今日、誰とも話していなくてコンビニの弁当を温めてもらう時に、上手く声が出せないのしたいなー。

とか

焦り過ぎて、空港早めに着き過ぎてスマホの充電ガリガリなくなってくなー。

とか。

 

仕事と子育てに追われて、ふと無い物ねだりに思い浮かぶ出張への欲求。

しかし、行ったら行ったでホームシックだし家族に罪悪感なんですけどね。

てへベロベロ。

 

色々バランス良く感覚を保てたら良いなって思いました。

 

那覇市の食生活記録 牧志食堂に行ってみた

国際通り牧志寄りに、こっそり食堂がある。

古いくて、暗くて、なんか良いんです。

素朴で、田舎っぽくて、とても良いのです。

 

来店3回目で、日々のヘビーな食生活から乖離させたくなっていた私は、

券売機の前で逡巡したものの、こちらを選択。

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ベーコンエッグ定食 580円

出張族の疲れた生活を癒す?慰める?定食だと思います。

素朴な味噌汁に、ちょっとサラダ、適量なベーコン、最初から崩れている目玉焼き。

久しぶりに実家食べる朝ごはんみたいです。

 

家族と離れて生活しているので、寂しい瞬間がたくさんありますが。。

出張先で、こういうごはんのお店があると助かりますね。

 

実際に実家でこれが出てきたら、目玉焼きの状態に文句でも言いながらモリモリ食べるのでしょう。

 

いやー食事ができるって、本当に素晴らしいことですね。

那覇市の食生活記録 人気の名店 ゆうなんぎいに行ってみた

やっと来ることができました。いやー、やっとですよ。

国際通りから少し裏に入るとそこは名店。

誰に聞いても美味しいと評判で、混むとも聞いていたのでタイミングを待っていました。

人気のAランチは完売ということで、Bランチのもやしそばとおむすび達にしました。

肩幅広めの仲間達と、テーブルでひしめき合いながら待つお昼ご飯。

来ました!そばのお供達です!

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定食のお供達

戸田恵梨香くらい可愛いおむすびと、山﨑まさよし的なセロリが入った和物、

そして適度な甘さのぜんざい。

お箸には、食べる前から次回予告の文字。

 

とか思って眺めていると、そば様が来る。

いや、お蕎麦様がいらっしゃり候う。

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もやしそば

おー、具沢山だ。色々入ってる。

食べる前から、『母ちゃん、もう一杯!』って言いたくなりましたが、箸を進めることに。

 

出汁が、お汁が美味しい!もやしもチャキチャキで、最高です。

長崎ちゃんぽんと沖縄そばフュージョンしています。

このセットで660円って!

 

気に入ったお店では、食後の爪楊枝すら美味しいと思えます。

店を出て、仲間達と顔を見合わせて言う。

うめーし。